【容姿】
くすんだ栗色の髪ショートウルフで若干の癖あり。
人懐っこい印象を与える気持ち程度に垂れ目の鳶色の瞳、二重。
あちらこちらに小さな傷跡のある健康的に焼けた小麦色の肌。
何時も飄々とした表情を浮かべている自由人。
身長の割には若干スリムに見える体躯。

【服装】
小汚くない程度の白い長袖シャツ。
シャツの上に紋章入りのコートを羽織る。ボタンの類は留めていない。
皺の多い黒いボトム。
黒の編み上げブーツ。
装飾品の類は身に付けていない。

【能力】
『疾風が如く』
光属性による身体能力ブースト。
筋力と俊敏性に特化しており、回避と攻撃がサイファの限界レベルまで高められる。
効果時間は三分間で基本的に一日に一回しか使えない。
使用後は反動で極端な運動能力の低下の副作用。
一日に二度使うと使用後は三日間は安静が必要。
三度使うと生死に関わるレベルの激痛に苛まれる。

『光は形を持たず』
短剣サイズから長槍サイズまでの武器を自在に作成出来る能力。
作成出来るのは長剣、槌、槍等で手を離れた瞬間に消え去るので投擲武器の類は使用不可。
重量は武器形態によって変動するが概ね実際鋼製の武器と同程度。
破壊される事が無い事と闇属性への特効以外は普通の武器と同じ性能。
致命傷レベルの傷を負うと使用不可。
同時に二つ以上を作成展開する事は不可能。

【武器】
能力がある為、携帯しているのは30cm程の短剣をベルトに差しているのみ。
実戦時は短剣と光で出来た片手剣による二刀流を用いる事が多い。

【性格】
自由人の割には根っこはお人好し。
職業柄任務には忠実だが根っからの忠誠心で動くようなタイプではない。
差別偏見等は無く誰に対しても分け隔てなく接する。
空気は読んだり読まなかったり。年上や目上の相手に対しては真面目だったり不真面目だったり。


【経歴】
本名はフィン・ロッティ
極々普通の中流家庭に生まれ育ったが代々戦士の家系であった為、
本人も戦士としての道を歩む事になる。
幼い頃から鍛えられて育った為、能力には早い段階で開眼する。
資質と努力と幸運のおかげで、倍率の高い試験を突破し騎士に任命されるが、
合格するなどと思っていなかったらしく、騎士になった以降は、
鳴かず飛ばずな数多いる騎士の中でも埋もれる存在になっている。
自由な気質も手伝ってか、鳴かず飛ばずも悪くないと思っているらしく、
力への探求は欠かさないものの、それ以外は事なかれ主義にて日々を過ごす。
両親共に早逝しており現在は天涯孤独。